業種:電気通信事業法に基づく電気通信事業その他通信に関する事業
従業員数:921人(2024年1月時点)
導入の背景
大手競合3社(ドコモ、au、ソフトバンク)はプラチナバンドを獲得していた。
導入の決め手
プラチナバンドを獲得するための条件にコミットできるプロジェクトだった。
導入後の効果
基地局の設置を推進し、人口カバー率を
71.5%(2020年末)から96.0%(2021年2月)(*1)に向上させることに貢献した。
(*1):事業全体の数字を示しています。
そもそも、プラチナバンドとは?
700MHz~900MHzの周波数帯を指す言葉で、携帯電話やデータ通信に利用される電波の一部で、電波が建物や障害物を回り込みやすく、広範囲をカバーできます。
この名称は、その特性が非常に優れているため、貴金属の「プラチナ」に例えられています。
プラチナバンド獲得の条件とは?
1. カバレッジ要件: 2026年3月末までに人口カバー率99%以上を達成すること
2. 干渉対策: 700MHz帯は地デジ放送との干渉が懸念されるため、周波数干渉を防ぐ対策を講じること
3. 共同利用の推進:各社が設備を共同で利用し、競争を促進しながらコストを削減すること
4. 技術基準の遵守: 基地局や端末の設計において、総務省が定める技術基準を満たすこと
5. 投資計画の実施:割り当ての際に提出した投資計画を確実に実行すること
6. 他事業者への配慮:新規参入事業者が不利益を被らないよう、必要に応じて公平性を確保すること
当初の課題は?
楽天モバイルは、通信サービスの拡大に向け、Wi-Fi普及・電波の広がりを支える基地局設置を進める必要がありました。
1つ目の条件であるカバレッジ要件がネックで、都市部では基本的にはすでに十分な通信網が整備されていましたが、地下やエレベーター内など、建物や障害物によって電波が通りづらい状況でした。特に夜間に営業する飲食店や娯楽施設では問題が深刻化してました。
夜間営業の店舗特有の事情や営業活動の特殊性から、効率的かつスムーズにアプローチを行う方法が求められていました。
”ナイトプロジェクトとは“
ターゲティングからリスト作成、商談までを一貫して実施する営業支援が提供されました。
このプロジェクトの強みは、単なる代理店に依頼するのではなく、楽天モバイル本社と直接連携する形で進行した点にあります。
また、現場に足を運んで行ったリスト化や夜間営業の店舗へのアプローチなど、細やかな対応が評価されました。
特に、関係構築に注力しつつも迅速に成果を上げるスキームが、楽天モバイルの課題にフィットしました。
本プロジェクトの結果、夜営の飲食店と娯楽施設を中心に営業活動を行い、人口カバー率を96%まで向上させることに貢献しました。
ターゲティングから商談までを一気通貫で行う仕組みにより、夜間営業特有の困難を克服し、多くの店舗に基地局を設置できました。
また、夜間の特殊な営業環境でも成果を出せたことで、プラチナバンド獲得に向けた実績構築にも貢献しました。
この取り組みは、従来の代理店方式では得られなかったスピード感と柔軟性を提供し、楽天モバイルの競争力を大きく向上させました。
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